
2024年4月10日、「本屋大賞」が発表されました。
大賞を受賞したのは宮島未奈さん著の「成瀬は天下を取りにいく」という滋賀県を舞台にした
1人の少女の物語です!!
今回はそんな「成瀬は天下を取りにいく」の魅力を解説していきたいと思います!!

本屋大賞とは?
本屋大賞とは、日本国内の書店員がその年に最もお客様に薦めたいと思った本に投票することにより選ばれる文学賞です。2004年に創設されて以来、読者に近い立場の書店員の意見を反映した賞として、出版界においては大変注目されています。

毎年、幅広いジャンルの書籍がエントリーされ、その中から一冊が本屋大賞として選出されます。この賞は読書をする人々にとっての良書を発見するきっかけとなり、作家にとっても大きな栄誉とされています。
著者:宮島未奈 1983年静岡県富士市生まれの滋賀県大津市在住。京都大学文学部卒業。 2018年「二位の君」で第196回コバルト短編小説新人賞を受賞(宮島ムー名義)。 2021年「ありがとう西武大津店」で第20回「女による女のためのR-18文学賞」を 大賞、読者賞、友近賞をトリプル受賞する。同作を含む本書がデビュー作!!
作品のあらすじ まっすぐで破天荒な主人公・成瀬が滋賀県大津市を舞台にあらゆることに挑戦していく青春物語 そんな成瀬のエピソードが短編エピソードに分かれて描かれる。
成瀬は天下を取りにいくの魅力を語る!!

それではいよいよ「成瀬は天下を取りにいく」の魅力を自分なりに紹介していきたいと思います!!
魅力1 主人公成瀬のまっすぐで破天荒な生き様!!

私がこの作品で一番魅力に思うのは何より主人公成瀬のキャラクターです!!
成瀬はあらゆることをそつなくこなせる天才肌で優等生になれるポテンシャルがありながら
自分のやりたいことに向かってまっすぐに迷わずに行動し続ける性格です!!
そんな成瀬は200歳まで生きるというぶっ飛んだ目標を持っています( ・∀・)
その他にも、
近所のデパートが閉店するから夏休みの間毎日店に通い、ローカルテレビの生中継に毎日映る!そして将来的には自分が大津にデパートを建てる!
お笑いの頂点に立とうと1ヶ月にも満たない準備でM-1に友達を誘って挑戦する!
人間の髪は1ヶ月に1センチ伸びるという定説の実験のために高校入学前の4月1日に髪の毛を 全部剃り坊主頭になる!
そんな成瀬の自分がやりたいこと・興味を持ったことに対して迷わずに行動に移せるところに
私はとてもかっこいいと思いました!!
クラスメイトの中には成瀬のことを変人扱いして後ろ指をさす子もいますが
成瀬はそんなこと気にしません。そんな彼女の芯の強さに正直惚れてしまいました😳
このまっすぐさ、天才肌、気にしない芯の強さ、自分は
「涼宮ハルヒの憂鬱」の主人公・涼宮ハルヒを思い起こしました!!

https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/81bJhg0XapL.CR600,250,1440,1280.jpg引用

魅力② 著者宮島さんの滋賀県愛

この作品の舞台は滋賀県大津市で、著者である宮島さんが住んでいるのもまた滋賀県大津市です。
恥ずかしながら私はこの作品を読むまで
滋賀県=琵琶湖というイメージしかありませんでした(滋賀県民の皆さん大変申し訳ございません💧)
なので膳所という地名を本作で初めて知りました。

しかしこの本を読んでから滋賀県のことをもっと知りたくなったと思いましたし、
何より宮島さんが滋賀県を愛しているというのがひしひしと伝わってきました!!
地元愛の魂を作品に込めたからこそ面白い作品になったし、本屋大賞受賞に繋がったんだと
思いました!!
次の国内旅行は滋賀県で成瀬は天下を取りにいくの聖地巡礼をしたいと思います!!
魅力3 成瀬に魅せられ翻弄される周りのキャラクター

まっすぐで破天荒な少女・成瀬。
そんな成瀬は当然周囲の人間を翻弄します。
私のように成瀬の魅力に惚れる友達、変人だと距離をとるクラスメイト、一目置くクラスメイト、
成瀬のすごい所は自分だけでなく周りの人間にも強い影響を及ぼしている点です!!
彼女なら本当に大津にデパートを建てて200歳まで生きれるかもしれない…
そんな底知れなさがあります!!
まとめ
以上が「成瀬は天下を取りにいく」通称:なる天の魅力でした!!
正直あともう2周くらい読んで改めて魅力を発表したいので
今回は少し簡素に映ってしまったかもしれません。ごめんなさい🙇。
ただ1つ言えるのは「この作品はすごく面白いし、絶対買ってほしい!!」ということです。
是非お近くの本屋または電子書籍にて今日にでも買ってほしいです。